【学童保育の毎月の利用料はいくら？】こども家庭庁の全国調査をグラフ化。放課後児童健全育成事業

（2025.6.17）
学童保育（放課後児童クラブ）の毎月の利用料は？
保護者が労働等で昼間家庭にいない小学生に対して小学校の余裕教室や児童館を利用して適切な遊びや生活の場を与えている学童保育について記事を書いています。

わたしはこれまで保護者運営の学童保育で会長を務めていました。苦労もありましたが学ぶことも多かったため経験談や想いをブログで記事を書いています。学童保育の運営に役立つ情報提供ができれば幸いです。

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放課後児童健全育成事業
（放課後児童クラブ）の
実施状況

こども家庭庁は毎年１２月に各種調査結果を発表しています。
「放課後児童健全育成事業（放課後児童クラブ）の実施状況について」
今回は毎月の利用料金について全国の調査結果から表やグラフにして分かりやすくまとめています。

調査結果の概要まとめ記事はこちら！

【全国の学童保育の状況を集計！】放課後児童健全育成事業のとりまとめ。登録児童数・待機児童数などをグラフ化

放課後児童クラブ
毎月の利用料はいくら？

学童保育（放課後児童クラブ）の毎月の利用料についてはこども家庭庁の結果（令和6年5月1日現在）をもとにまとめています。毎月の利用料金は全国的にみると結構差があるのがわかります。2,000円未満から20,000円以上までさまざまです。おやつ代だけ徴収しているところもあります。

★利用料の月額

利用料の月額	クラブ数	割合
2,000円未満	305	1.2％
2,000～4,000円未満	4,139	16.5％
4,000～6,000円未満	6,956	27.8％
6,000～8,000円未満	4,863	19.4％
8,000～10,000円未満	4,127	16.5％
10,000～12,000円未満	2,048	8.2％
12,000～14,000円未満	927	3.7％
14,000～16,000円未満	487	1.9％
16,000～18,000円未満	216	0.9％
18,000～20,000円未満	156	0.6％
20,000円以上	357	1.4％
おやつ代等のみ徴収	473	1.9％

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放課後児童クラブ
毎月の利用料からの考察

全国の学童保育（放課後児童クラブ）の利用料の月額は上記のとおりです。

一覧からも分かるように一番割合が高いのは4,000～6,000円未満の区分になっています。また利用料の月額は80％以上が10,000円未満となっています。

数年前のデータでも同様だったので大きく変わってはいないようです。運営母体によっても様々だとは思いますが個人的には安すぎるように感じています。保護者など利用者側の想いは安い方がありがたい、というのはあると思いますが、この利用料には学童保育を運営していく費用であったり職員の雇用などにも当然使われることになります。

学童保育（放課後児童クラブ）には放課後児童健全育成事業の中で補助金が交付されており、月額利用料と合わせて運営全般が行われている場合が多いですが、お金がなければ必要なものが購入できなかったりサービスの質が向上しなかったり、職員の待遇改善などにもつなげにくかったりもします。

近年は著しい物価上昇が続いていますが、学童保育の運営や利用料についてもしっかり向き合って考えるべきだと思います。学童保育の運営者や関係者と話をしているとお金がないという話も聞きますが、予算を考える時にに利用料の見直しも検討してほしいところです。

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↓関連記事はこちら↓

保護者運営委員会とは・・・小学校の学童保育（放課後児童クラブ）の運営について。保護者会役員。

【岡山市の学童保育で待機児童は4年生が最多】待機児童ゼロの目標は2025年度から２年先送り。

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