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学童保育(放課後児童クラブ)保護者運営委員会とは・・・小学校の学童保育の運営について。保護者会の会長や会計は大変。外部委託や民間委託もアドバイスやサポートしています。

保護者運営委員会とは・・・小学校の学童保育(放課後児童クラブ)の運営について。保護者会役員。

(2023.11.17)(2025.6.18更新)
学童保育の保護者会役員の仕事ってなに?学童保育(放課後児童クラブ)の保護者役員の役割について。会長・副会長・会計の方はすることも多く負担もあると思います。

現在は学童保育に関する相談をお受けしたり、子ども向けの企画や出前授業の講師派遣をしています。保護者の役員になられて悩まれている方のお役に立てる情報提供や、アドバイスが出来れば幸いです。

はじめて役員をされる方は不安もあると思いますので、現状についてまとめてみたいと思います。
会長は何をしたらよいのか?会計はどんなことをする必要があるのか?と悩む方も多いと思います。組織を動かすことになるので私情は極力はさまず正しい判断が求められます。


学童保育の運営での困りごと。保護者運営のコンサル・アドバイスなど。会長・会計の負担が大きく大変。


保護者運営委員会とは・・・
学童保育(放課後児童クラブ)における重要なキーワード。小学生が利用する学童保育の運営はさまざまな形態がありますが、わたしの地域で主流なのが地域運営委員会方式。具体的には保護者が学童保育の運営責任者となります。
小学校やPTAの方も運営委員として名を連ねることもありますが、実質は子どもを預けている親が運営全般を見ていくことになります。

いわゆる子ども会やPTA、町内会などの役員のような方を保護者から毎年選出して会長・副会長・会計を中心に運営に携わります。
わたしは自分自身が関わるまでどのようなことをするのか理解出来ていなかったのですが、結構広範囲で対応する案件があります。

公設民営の学童保育を運営する組織である保護者運営委員会の役割としては、学童保育の事業計画の作成、予算の作成、職員の雇用、給与の計算、求人の募集、面接、各種申請書類の作成、定例会議、トラブル対応等々・・・

取り組むべきことは会社に近いです。責任者という立場になるので挨拶をする機会が増えたり、関係機関との会合や交渉などを行ったり、大きな方針を決めたりする立場となります。仕事の合間にするには多すぎますし責任も大きいと思います。経験がないと判断も難しいこともあるので、前年度踏襲でよく分からないまま1年が終わる場合も多いです。

わたしが学童保育の会長職を引き受けた時は、丁度日本に新型コロナウイルスが入ってきたころで、あらゆる行事が中止せざるを得なくなった時期です。前年度と同様の判断にすることも出来ず、同じ保護者役員の方や児童クラブの支援員(職員)の方や市町村担当者、小学校の先生方に相談しながら運営をしていました。仕事中でも電話対応をすることが多々ありますし、夜も申請書類の作成をするなど日中の仕事と同じようなことをする日々が続いていました。

ようやく学童保育の運営について少し分かってきたのは、役員を引き受けて半年位経ってからです・・・

子どもを預ける保護者が運営を担う学童保育(放課後児童クラブ)の保護者運営委員会の課題としては、やはり役員のなり手がいないというところだと思います。

会社員の傍らで業務をこなすボランティアのようなものなので、例年役員決めに悩むところは多いです。特に会長や会計の方は日常的に業務に携わることが多いです・・・自身の子どもの迎えに日々学童保育へ迎えに行かれるとは思いますが、それだけではなかなか終わらない話も多いです。結果として率先して役員を引き受ける方は少ないのが現状です。そのため1年毎に保護者の役員は変わっていくため引継ぎ事項なども全てが翌年に引き継ぐことも難しくなってきます。

わたし自身は数年間、学童保育の運営に携わりましたが、実際は1年目の終わりころから周囲と相談しながら自身の判断で物事を決めていったように思います。それまでは前任の方に聞いたり、現場の支援員の先生方に聞きながら、まずは安定した運営をすることと学童保育の施設を日々開設できる体制を整えることに対応をしていました。

ここからは学童保育(放課後児童クラブ)の運営自体はどこが行っているのか?ということについての調査結果等をまとめています。

下の表は、学童保育の設置運営主体別実施状況(出典:こども家庭庁 令和5年度放課後児童健全育成事業の実施状況より)です。
運営は大きく3つに分かれています。①公立公営②公立民営③民立民営となります。今回テーマとして取り上げているのは②公立民営の運営委員会・保護者会は年々減少傾向にあります。
令和5年(2023年)で全体10.6%ということで約1割。保護者の運営の負担が大きく感じられている現状や、運営が困難となって運営を民間委託したり市町村が運営に携わることも増えており、今後もこの状況は続くと思われます。

時代の変化もあるかも知れませんが学童保育が出来たころと比較すると状況も変わってきており、共働きやシングルの家庭も増えて需要も増えている中で、自分たちで運営をしていくというよりは費用がかかっても外部に任せていきたいという考えが広がってきているように思います。


学童保育の運営での困りごと。保護者運営のコンサル・アドバイスなど。会長・会計の負担が大きく大変。



こども家庭庁(これまでは厚生労働省)では、毎年「放課後児童健全育成事業の実施状況」を公表しています。こちらには全国の学童保育(放課後児童クラブ)がどのような運営形態でされてれいるかであったり、事業規模や職員の配置なども表でまとめられているので参考になります。


こちらはつやまキッズサポートが日々書いている学童保育に関するブログ記事です。個人的な見解でこども家庭庁の調査結果をでグラフ化したり考察したものも載せておきます。見やすくしており見解も少し入れています。



学童保育の運営での困りごと。保護者運営のコンサル・アドバイスなど。会長・会計の負担が大きく大変。


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