学童保育(放課後児童クラブ)障害児の受入について。定員なしが多い。
(2023.11.7)
学童保育向け出前授業派遣サービスの
つやまキッズサポートです。
学童保育(放課後児童クラブ)や
こども全般に関連するブログを書いています。
「水と生活」という出前授業や
講演依頼に向けても載せています。
今回は学童保育の実施状況について。
厚生労働省の2022年度の調査を
考察しています。
(※2023年度から所管は厚生労働省から
こども家庭庁へ変更されています。)
今回は「障害児の受入について」
学童保育
障害児の受入について
【「障害児」の対象】
「療育手帳若しくは身体障害者手帳を所持する児童、特別児童扶養手当証書を所持する児童又は、手帳等を所持していない場合であっても、医師、児童相談所、発達障害者支援センター等公的機関の意見等によりこれらの児童と同等の障害を有していると認められる児童」としている。
つまり・・・
療育手帳や身体障害者手帳の所持の他、
医師などの公的機関の意見によって
対象になります。
障害児受入数別
クラブ数の状況
1人 4,843か所(30.6%)
2人 3,340か所(21.1%)
3人 2,394か所(15.2%)
4人 1,633か所(10.3%)
5人以上 3,591か所(22.7%)
障害児受入の定員設定別
クラブ数の状況
定員無し 11,976か所(75.8%)
定員有り 3,825か所(24.2%)
障害児の学年別
登録児童数の状況
小学1年生 13,428人(25.0%)
小学2年生 13,626人(25.3%)
小学3年生 11,576人(21.5%)
小学4年生 7,686人(14.3%)
小学5年生 4,630人(8.6%)
小学6年生 2,867人(5.3%)
障害児受入数別クラブ数は
1人のところが最多。
運営指針に基づくと
障害児を受け入れることで、
職員配置も1名増となる。
障害児受入の定員についても
「定員なし」が最多であるが、
職員の雇用やシフトが組めるかどうかも
判断指標となると思います。
また学年別にみると、
やはり1・2年生が多い。
児童が成長するにつれて
公的機関等の判断も変化することや、
低学年利用が多いことなどから
このような結果になっていると考えます。
このような観点からも、
児童の人数から想定されるより
多くの支援員が必要な状況があります。
運営をしっかりしていくには、
運営指針を理解して
適正な職員配置ができるような、
予算計画やシフトを考える必要が
あると思います。
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